車の一括査定サイトを使うメリットとデメリット

車を売りたいとき、一括査定サイトを活用すると色々と便利なことがあります。普通に考えたら複数のお店に連絡したり足を運んだりする必要があるところを、ネットで一回入力するだけで済むわけです。

一度の入力で複数社に依頼が可能

一括査定の魅力は何といっても手軽さです。車種や年式、走行距離といった基本情報と連絡先を入力すれば、提携している買取業者に情報が送られます。

普通だったら1社ずつ同じような情報を何度も記入しないといけないので、これが省けるのは時間的にもかなり楽になります。

申し込み方法 入力回数 所要時間
一括査定サイト 1回 約3~5分
個別に各社へ依頼 依頼社数分 1社あたり5~10分

複数業者の査定額を比較できる

一括査定では数社から同時に見積もりが届くため、どこが高く買い取ってくれるかを比べやすいです。1社だけだと提示された金額が妥当なのか判断しづらいですが、複数あれば相場観がつかめます。

業者側も競合がいることを知っているので、なるべく良い条件を出そうとする傾向があります。一括査定のメリットを詳しく紹介しているサイトでも、買取業者同士の競争によって査定額が上がる可能性が指摘されています。

見積もりを並べて眺めるだけでも、自分の車がどれくらいの価値を持っているのか実感できますし、最終的に納得のいく売却先を選べるという点で、一括査定は便利な仕組みといえるでしょう。

車の一括査定サイトを使うデメリット

メリットがある反面、一括査定にはいくつかの欠点もあります。申し込んだ後に想定外の状況に直面して困惑する人も少なくありません。

営業電話が集中してかかってくる

一括査定の申し込み直後から、複数の買取業者から一斉に電話がかかってきます。業者としては他社より早くアポイントを取りたいので、申し込みから数秒後に着信が始まることもあるそうです。

多いときには10社以上から立て続けに連絡が来て、仕事中や外出中だと対応しきれずストレスになります。

  • 申し込み後すぐに複数社から着信
  • 1社ずつ査定日程の調整が必要
  • 電話に出られないと繰り返しかかってくる
  • 対応に時間を取られて本業に支障が出ることも

電話が苦手な人や、まとまった時間が取れない人にとっては、この点が大きなハードルになります。

複数業者と個別にやり取りする手間

一括査定では申し込みは一回で済みますが、その後は各業者と個別に連絡を取る必要があります。査定の日時や場所を調整したり、実際に車を見てもらったり、商談したりと、結局は業者の数だけやり取りが発生するわけです。

土日が査定の立ち会いだけで潰れてしまうケースもあり、思ったより時間的な負担が大きいという声も聞かれます。

工程 必要な対応
電話対応 各業者と個別に車の状態や希望を説明
査定日程調整 出張査定か店舗訪問かを決めて日時を設定
査定立ち会い 業者ごとに1時間程度の時間が必要
商談 提示額の交渉や条件確認

強引な営業や契約後のトラブル

査定に来た業者の中には、その場で即決を迫ってくるケースもあります。「今決めてくれないと価格が下がります」といったプレッシャーをかけられて、納得できないまま契約してしまう人もいるそうです。

契約後に「実は事故車だった」などの理由で査定額を下げようとする業者も存在します。こうした後出しの減額は悪質な手口のこともあるので注意が必要です。

地域によっては対応できる業者が限られていて、複数社での比較ができないこともあります。遠方の業者だと出張費や陸送費が別途かかる場合もあるため、事前の確認が大切です。一括査定は便利な一方で、こういったデメリットも理解した上で利用する必要があります。