車一括査定サイトの失敗しない選び方
「どのサイトを使えばいいかわからない」「電話が鳴り止まなくなった」という話、車の売却を考えたことがある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。一括査定サイトは上手く使えば高値で売れる可能性が高まりますが、サイトの選び方を間違えると余計なストレスを抱えることになります。どんな点を見ればいいのか、順番に整理してみましょう。
一括査定サイトを選ぶ前に知っておきたいこと
一括査定サイトには大きく分けて「入力した情報を複数の業者に一斉送信するタイプ」と「特定の業者グループ内で競合させるタイプ」の2種類があります。どちらも見積もりを競わせることで買い取り額を引き上げる仕組みは同じですが、連絡してくる業者の数や種類が大きく違います。
査定依頼後に何が起きるかを把握する
一括査定に申し込むと、登録した業者から順次電話やメールで連絡が来ます。これ自体は想定内のことですが、登録業者数が多いサイトに申し込むと、1日に10件以上の電話が来ることもあります。多いほど高く売れる可能性はありますが、対応の時間と手間もそれだけかかります。
「とにかく高く売りたい」のか「手間を省きたい」のかを事前に自分の中で整理しておくと、サイト選びの軸がブレずに済みます。
サイトごとの査定業者の質は大きく異なる
一括査定サイトによって、提携している業者の顔ぶれはかなり違います。地元の中古車販売店が中心のサイトもあれば、全国規模の大手買取チェーンが多いサイトもあります。また、輸入車や旧車など特定の車種に強い業者と提携しているサービスも存在します。自分の車の種類や状態に合った業者が揃っているかどうかは、意外と見落とされがちなポイントです。
サイトを比べるときに見るべきポイント
どのサイトも「高く売れる」と謳っていますが、実際のところは使い比べてみないとわかりません。とはいえ事前に確認できる基準はいくつかあります。
チェックしたい5つのポイント
- 提携業者数:業者数が多いほど競合が生まれやすくなります。ただし多ければいいというわけでもなく、質の高い業者が揃っているかも大切です
- 業者の審査基準:サイトが業者をどう審査・管理しているかを確認しましょう。悪質業者のトラブル事例が少ないサイトは信頼性が高い傾向にあります
- 個人情報の取り扱い:査定後に情報が第三者に渡らないか、プライバシーポリシーを一読しておくと安心です
- 電話連絡の有無や頻度:メール対応のみを選べるかどうか、連絡手段を選択できるサイトもあります
- 査定のキャンセルのしやすさ:申し込んだ後に断れるかどうか、断り方が明確に示されているか確認しておくと安心です
これらをすべて完璧に満たすサイトはなかなかありませんが、自分の優先順位と照らし合わせながら選ぶことで、後悔しにくくなります。
主要な一括査定サイトの特徴を比べる
代表的なサービスにはそれぞれ異なる特徴があります。以下に簡単な比較をまとめました。
サービスの傾向と向いている人
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| カーセンサー(一括査定) | 大手運営で知名度が高く、提携業者数も多い | 広く比べてなるべく高く売りたい人 |
| ズバット車買取比較 | 最大10社に一括査定依頼が可能 | 多くの業者と交渉したい人 |
| ナビクル | 入力が少なく手軽に申し込める、電話連絡を一本化できる点が特徴 | 手間を省きたい人・忙しい人 |
| ウリドキ | 車以外にも対応しており、まとめて売りたい場合に便利 | 車と一緒に他の不用品も売りたい人 |
ただし、サービスの内容や業者のラインナップは時期によって変わることがあります。申し込む前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
トラブルを避けるために気をつけること
一括査定で実際に起きやすいトラブルは、「電話が多すぎて対応しきれない」「査定額がその後どんどん下がっていく」「断ったのにしつこく連絡が来る」といったものです。すべてを防ぐことは難しいですが、事前の準備で大幅に減らすことはできます。
よくあるトラブルと対処の考え方
| トラブルの内容 | 対処の考え方 |
|---|---|
| 電話が多すぎる | 申し込み時に「メール希望」を選択できるサイトを使う。連絡可能な時間帯を明記しておくのも有効 |
| 当初の提示額より最終額が低い | 査定額はあくまで「仮の目安」と理解しておく。実際の価格は車を見てから決まることが多い |
| 断った業者から何度も連絡が来る | 「他社で売却が決まりました」と明確に伝えると大半の場合は止まります。それでも続く場合はサイトに報告を |
| 査定士が来た後に強引に迫られる | その場で決めなくていい旨を事前に伝えておく。「持ち帰って考えます」と言える雰囲気を作っておくことが大切 |
特に「その場で即決しない」という意識はとても重要です。複数の査定を受けた後に比較する余裕があると、値段交渉の場面でも落ち着いて話ができます。
申し込む前に車の状態を整理しておく
査定を受ける前に、車の基本情報と状態をあらかじめ自分で把握しておくと、査定員との会話がスムーズになります。
査定前に確認しておきたい情報
- 走行距離(最新のもの)
- 事故歴・修復歴の有無
- 車検の残存期間
- 内外装の傷やへこみの場所と程度
- オプションや後付け装備の内容
これらを頭に入れておくと、査定員から「この傷はどうしましたか?」と聞かれたときも落ち着いて答えられます。また、修復歴は正直に伝えることが原則です。後から発覚した場合はトラブルの原因になりますし、査定額の修正を求められることもあります。
複数のサイトを掛け持ちしていいのか
結論から言うと、複数の一括査定サイトに同時に申し込むことは問題ありません。ただし、同じ業者が複数のサイトに登録していることもあり、同じ会社から二重に連絡が来ることがあります。「あれ、さっきも電話もらいましたよね?」という状況が煩わしいと感じる方は、まず1サイトで試してみて、不満があれば別のサイトを追加するという順番でもいいでしょう。
掛け持ちするときのコツ
2~3サイトに同時に申し込む場合は、連絡が集中する可能性があります。申し込みのタイミングをずらす、またはメモに「どのサイトから来た業者か」を記録しておくと混乱を防ぎやすくなります。査定金額を業者ごとに書き留めておくと、後で比較するときに役立ちます。
車の売却は頻繁にあることではないので、最初は勝手がわからなくて当然です。焦らず、納得できる金額が出るまで複数の業者を比べることが、後悔のない売却につながります。自分のペースで進めることが、何より大切なことだと思います。